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理事長挨拶

山下俊幸
理事長:山下俊幸

 平素は京都犯罪被害者支援センターの運営にご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 平成30年(2018年)10月16日より、大谷 實 初代理事長(代表理事)の後任として、理事長をさせていただくことになりました。前理事長(代表理事)が文字通り手弁当で築かれた当センターをしっかりと引き継いでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。皆様におかれましても、当センターの運営に一層のご尽力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 振り返りますと、昭和55年(1980年)に犯罪被害者等給付金支給法ができ、平成4年(1992年)に東京医科歯科大学「犯罪被害者相談室」をはじめ、各地に民間支援団体が設立されました。被害者支援に早期から取り組まれた前代表理事が京都でも、民間支援団体を作りたいと考え、平成9年(1997年)の夏頃から、手弁当で奔走され、京都府警の協力も得て、平成10年(1998年)5月に「任意団体京都犯罪被害者支援センター」を設立することができました。 当時、私もお声かけいただき微力ながら設立に参加させていただきました。

 その後、平成12年(2000年)4月に社団法人となり、組織としても整備され、平成15年(2003年)に犯罪被害者等早期援助団体の指定を受けてからは、警察からの情報提供を受けることができるようになりました。また、京都府、京都市および府内自治体との連携も可能となり、電話相談、面接相談、直接的支援を含む支援活動が本格化しました。平成23年(2011年)4月には、京都市より犯罪被害者支援業務の委託を受け、「京都市犯罪被害者総合相談窓口」となり、同時に公益社団法人京都犯罪被害者支援センターとして活動を継続することになりました。

 会員の皆さまをはじめとして、京都府、京都市、京都府警、日本財団等からの手厚いご支援により、財政基盤が安定しつつある中で、長年構想しておりました「北部地域に被害者支援の拠点をつくる事業」に平成25年度より着手しました。京都府は、南北に長く京都市を中心とする南部と福知山以北の5市2町の北部地域とに分かれており、特に北部地域にお住まいの被害者には、従来、充分な支援ができていないのではないかと考えました。そこで当センター理事会は、事業の充実、拡大のための取組みが重要であるとの認識に立ち、北部地域に在住の被害者に対し、手厚い支援を推進するため、「ほくぶ相談室」を設置する計画を立て、準備を進めました。平成28年(2016年)4月、ようやく福知山市内に「ほくぶ相談室」を開設する運びとなり、同年8月4日から支援業務、電話相談を開始いたしました。

 このように活動を継続する中で、平成30年(2018年)に当センターは設立20周年を迎えることができました。平成30年(2018年)5月27日、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長、緒方禎己京都府警本部長にご臨席をいただき、200名あまりの参加者とともに、盛大に「設立20周年記念式典」を開催することができました。当センターの支援件数は、この20年間に14,000件を超え、支援に関わっていただいたボランティアは150名余りになりました。多数の関係の皆様のご尽力により、被害者の方々のご要望にお応えできる体制が少しずつ整ってきたのではないかと思います。これもひとえに、当センターに賜りました、ご支援・ご協力のおかげと厚く御礼申し上げます。

 しかしながら、犯罪被害を受け、悲しみや怒りを抱え、声を上げることができない被害者の方々が、今なお多数おられることを思わずにはいられません。当センターとしましては、被害者の方に寄り添い、日常生活の回復をめざし、少しずつでも平穏な生活を営むことができるよう、切れ目のない支援に一層努めてまいりたいと考えています。犯罪被害者お一人お一人が平穏な生活を少しでも回復できるように、今後とも努力を続けてまいりたいと思いますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                      平成30(2018)年10月16日
              京都犯罪被害者支援センター 理事長 山下俊幸